250年以上続く伝統のお祭り。「バスキャッチライト」で山車の位置情報をリアルタイムで配信。来場者と配送業者の課題を解決し、祭りのさらなる魅力向上へ
愛知県豊田市 挙母祭り
保存会 那須さん
その他の導入実績
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今回は愛知県豊田市の山車の位置情報として活用させて頂いた活用事例のご紹介です。
目次
挙母祭りとは?
江戸時代から続く長い歴史を持ち、その最大の見どころは、愛知県及び豊田市の有形民俗文化財に指定されている豪華絢爛な8輌の山車(だし)です。祭りのクライマックスである本楽祭では、8輌の山車が一斉に挙母神社境内に曳き込まれ、荒々しく躍動的に練り歩く中、大量の紙吹雪が舞い散る様子は、一面の紙吹雪が舞う光景は、息をのむ美しさです。
「おぃさー」という威勢の良い掛け声のもと、豊田市が熱気に包まれる2日間です。
紙吹雪の様子
システム導入前の課題
「今、山車はどこ?」来場者のニーズに応えられなかった。
昔ながらの伝統を重んじるがゆえに、常駐の問い合わせ窓口や専用のフォームといった、現代的な情報発信の仕組みを設けていませんでした。
その結果、特に課題となったのが「今、山車はどこにいるのか?」に関するニーズです。
土日開催の増加で顕在化した「交通規制」による問題
お祭りの日程を土日に変更したことで見学者は増加しましたが、それに伴い、周辺の交通関係者からの問い合わせや苦情も増えました。
特に配送業者の方々などからは、交通規制の範囲や時間について「いつ、どこが通れないのか」という具体的な情報提供を求める声が相次ぎました。
システム導入に至った経緯と導入までの流れ
きっかけは、愛知県豊田市で導入されている「おいでんバス」
おいでんバス バスキャッチ:https://buscatch.jp/rt3/index.php?id=toyota-oiden
愛知県豊田市は、地域公共交通「おいでんバス」にバスキャッチを導入しています。この取り組みは、交通政策課の担当者との打ち合わせで出た「山車の位置も確認できたら面白い」という一言がきっかけとなり、実現に至りました。
来場者から見れる山車の位置情報(スマートフォン画面)
スマートフォンアプリを活用した導入の手軽さ
特別な機器を用意することなく、スマートフォンアプリから驚くほどシンプルに位置情報の配信を行うことができます。
山車にスマートフォンを1台ずつ搭載し、走り出すだけでマップ上にアイコンがスッと表示されます。
来場者は、スマートフォンの所定のリンクにアクセスすることで、「山車の今どこ?」を確認することができます。
位置情報配信を行うためのスマートフォンアプリ
システム導入後の来場者の反響
スマートフォンを手に「今どこを走ってるかな?」と地図をのぞき込む来場者たち。
離れた場所でも山車の動きを追いかけながら、まるで自分も曳き手の一員になったような一体感が生まれました。
バスキャッチライトが伝統行事に寄り添うことで、参加する人みんながちょっと便利に、ちょっと笑顔になった様子が伺えました。
周知方法はWebサイトでご案内しており、今年からうちわを配って周知活動をしました。
来場者がスマホでみて、確認している様子。
バスキャッチライトの今後の展開
位置情報をもっと簡単に、イベントや行事でも使えるサービスに
バスキャッチライトは送迎や施設運行だけでなくこうした地域イベントや行事でも手軽に使えるのが魅力です。
「人が動くところには“見える化”のチャンスがある」をキーワードに今後も私たちは地域の楽しいイベントを支える仕組みとしてバスキャッチライトで笑顔の輪を広げていきます。
愛知県豊田市 挙母祭り様、本日はお忙しい中貴重なお話をありがとうございました。
「バスキャッチライト」について詳しく解説した資料がございます。ぜひ一度ご確認ください。
取材日時 2025年10月